『 きづき 』 vol.2 〜 祖母の遺してくれたもの 〜

2020年5月27日

人は誰でも

その方の人生をかけて

何かを伝え、遺してゆくものがあります。

 

それを私は実の父が他界した時に

識りました。

 

父が私に残してくれたのは

笑って生きることの素晴らしさと

人は亡くなると魂の純粋な存在に還るのだという体感による感覚でした。

 

10歳の頃に両親が離婚し、

それ以来20年以上会っていなかった父ですが

肉体を離れる時に思わぬかたちでその感覚を共有してくれ

私が、目に見えない存在が本当に存在することと、人は魂の純粋な存在であることを信じ体験を通して探究し、伝えてゆく道へと導いてくれました。

 

幼い頃から、会っていなくてもいつも私の心の中のどこかにいた父は

今でも時折空にある形の雲を象徴として現れ

支えてくれています。

 

今の父とは私が20歳を過ぎてから母の再婚で出会いました。

本当に楽しくて真っ直ぐな父。

 

大和言葉であるおとうさんという言葉は

古来、『お尊さん』と書かれていたそうです。

 

また、和語の数え方である、ひ、ふ、み…のうち「とお」という数字的は

満ち足りているということを表してもいることから

 

おとうさんは

『 心身ともに統合された、尊い人 』

 

それはお父さんという存在は

その在り方から滲み出るような雰囲気が

自然と、尊ばれるような存在である。ということを意味しています。

 

そんな言葉を感じさせてくれる、父です。

 

新月の先日、その父方の祖母が99歳の大往生で静かに眠るように亡くなり

今、再びそのことを思い出しました。

 

祖母は、出会ってすぐに

血の繋がっていない私や私の家族を

温かく愛溢れる態度で受け入れ

沢山の大切なことを、その生き方から、お話しから教えてくれました。

 

私が結婚したての時

祖父が入院し

祖父を介護する祖母の姿をみて、

祖母から話しを聞くたびに

夫婦というものの深さ、

当時私が知っていた愛の感覚をはるかに越えた決意とも似たような潔い愛の繋がり、

夫婦の絆というものを

感じさせてくれました。

 

今振り返って言葉にすると美しい言葉にしかなりませんが

とても大変な出来事だったと思います。

 

私は今、その深い絆を目指して

夫婦という在り方を調えていっているように

思います。

 

 

『 心身ともに統合された、尊い人 』

である、お父さんと

『 愛のエネルギーで命を生み出す

太陽のように明るく輝く女性 』

である、お母さん。

そんな2人が自分自身とお互いを尊重し合いながら絆を育む関わりが

夫婦。

 

月の律動と調和し大往生した祖母は

私にそんな大切なことを

遺してくれました。

 

それぞれがまずそうあれるように自覚して

自分自身を調えて

その上でお互いに夫婦として

尊重し合いながら関わることができたなら

本当に最高。

 

何か夫婦間に不調和がある度に

理想としているこのことを思い出すと

その理想の視点から今の状況を見ることができ

そうすると自然と解決への道が

見つかります。

 

夫婦の間のわだかまりは

既に自分の中にあるわだかまりが

表面に出ているだけのものだからです。

 

受け入れてもらえないということがある時は、自分自身の中に受け入れてあげていなかった感情や大切な思いやトラウマがありましたし、

 

私ばっかり頑張って何もしないという怒りがあった時は

相手を信じ、感謝と共に受入れるということを、私が学ぶ時でもあり

 

家の中にどうして捨てないのだろうという気になるものがある時は

自分自身の持ち物の中に

もう不要で過去のものになっているものがありました。

 

家族の愛というのは

人間的な愛の中でも無条件に強いものであり

その愛があれば乗り越えられるという大きな宇宙の願いがあるからこそ

こうしてお互いを鏡として

成長していけるように

物事が起こされていくのだと

感じています。

 

夫婦というものを語るには

まだまだ経験が浅いかもしれませんが

こうして一つひとつ自分自身の中にあるものを

大切に愛を持って昇華させてゆきながら

最終的にお互いの本質を感じられるような関係を育んでいくことができたらと

思っています。

 

大好きな祖母が遺し、伝えてくれた

大切な夫婦の在り方から生まれた心の豊かさの循環を

こうして言葉にして書くことで

これを読んでくださった方々の心のどこかに響くことがあったとしたら

とても幸せに思います。

 

感謝を込めて。。。

 

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